オーストラリアから日本を訪れる旅行者の多くが、旅の目的に「日本食」を挙げます。寿司やラーメンといった王道はもちろん、オージーならではの意外なツボを押さえた料理も大人気です。中には、日本滞在中の食スケジュールを綿密に組むほど熱心な人もいます。
ここでは、実際のエピソードを交えながら、オーストラリア人が日本で必ず食べる鉄板グルメを厳選して紹介します。
寿司:絶対に外せない日本の象徴

回転寿司はエンタメ感覚で大盛り上がり
オーストラリア人旅行者にとって寿司は「日本に来たら絶対食べるもの」です。特に回転寿司は大人気で、義妹は30皿近くをペロリと平らげました。
新鮮さ・安さ・楽しさの三拍子に、笑顔が止まりません。
刺身との違いに興味津々
「刺身はシャリがないから、魚の味がストレートにわかる」と感動する人も多く、まぐろ、サーモン、えんがわ、甘えびなど、脂ののったネタが特に人気です。
しゃぶしゃぶ:自分で作る体験が大ヒット

薄切り肉と出汁文化の新鮮さ
肉は厚切り文化のオーストラリア。そのため、超薄切りのしゃぶしゃぶ肉は珍しく、箸で数秒ゆらゆらとお湯にくぐらせて食べるスタイルそのものに感動します。
食べ放題は日本の贅沢文化
好きなだけ肉と野菜をおかわりできるバイキングスタイルは大好評です。「お湯にくぐらせると肉の脂が落ちるからヘルシーなんだよ」と伝えると、ヘルシーだから大丈夫!とお替りが止まりませんでした。
ラーメン:行列してでも食べたい本場の一杯

豚骨醤油が圧倒的に人気
オーストラリアでもラーメン人気は高まっています。しかし、日本で食べる一杯は格別です。特に豚骨の濃厚さや味噌ラーメンの深いコクは、現地ではなかなか再現できないようです。私のまわりのオージーには、豚骨醤油ラーメンが一番人気、次に味噌ラーメンが続きます。
空港でスープを飲んで「日本に来た!」と感動
化学調味料に頼らず、長時間煮込んだスープの複雑で奥深い味わいのスープに感動する人が多くいます。日本到着直後にラーメンを食べるのが儀式になっているオージーもいるほどです。
そば:シンプルなのにクセになる和のヘルシー食

季節で選ぶ楽しさ
夏は冷たいざるそば、冬は温かいかけそばを好む傾向があります。つるっとした食感とつゆの香りが、派手ではないけれど心に残る味わいです。
すする文化に挑戦
そばを食べる時にチャレンジしたくなるのが「すする」という動作。義妹は来日のたびに練習していますが、この動作は難しいようです。彼女は、「グルテンが多いうどんより、そばの方がヘルシー」と言って、そばを好んで食べます。さすが健康志向が高いオージーだなと感心させられます。でもそばが苦手な人も多く、私のパートナーはうどん派です。
そば湯の存在に感動
義妹と一緒に天ざるそばを食べた際、そば湯の楽しみ方を教えました。すると、出汁文化に興味がある彼女は大喜び。「文化を知れた!」と満足度が一気にアップしていました。
うな丼:高級だけど一度は食べたい日本のごちそう

価格に驚きつつもひと口で納得
ふっくらとした身と甘辛いタレの組み合わせは、まさに日本の贅沢です。でも、うなぎのグロテスクな外見から苦手という人もいるので、好き嫌いがはっきり分かれるものの一つかもしれません。
香ばしさに魅了される人多数
炭火で焼かれたうなぎの香りは、海外ではほとんど体験できません。香ばしさに感動し、写真を撮る人も多いです。うなぎは嫌いだけど、匂いは好きという人もいて、たれとご飯だけを食べる人もいました。
唐揚げ:日本式フライドチキンにハマるオージー続出

衣が軽くて味が深い
にんにくやしょうがの風味が効いた日本の唐揚げは、オーストラリアのフライドチキンとは別物です。ビールとの相性も抜群です。
揚げたての感動は格別
お惣菜コーナーで買ってその場で食べ歩きするのも人気です。揚げたての香りと熱々の肉汁に、思わず笑顔がこぼれます。
トンカツ:サクサク衣とジューシーな肉の最強コンビ

日本で独自進化した洋食
サクサクの衣と、厚切りなのにジューシーで箸で切れるほど柔らかい豚肉が魅力。外国人旅行客の間でも人気急上昇中です。
カツ丼に外国人が並ぶ
空港のカツ丼店には、外国人旅行客で長蛇の列ができるほど人気です。甘辛いタレとふわとろ卵の組み合わせは、世界共通で愛される味です。
意外な人気!国産ステーキ

和牛の甘みと柔らかさに衝撃
「日本ではステーキを食べないだろう」と思いきや、ひと口で「オーストラリアより美味しい!」と感動していました。脂の甘みと肉の柔らかさは、オージービーフとは全く別の魅力だそうです。
庶民的な店でも感動レベル
「この価格でこんなに美味しいステーキを食べられるなんて!」と目を丸くして驚いていました。
番外編:テッサ(ふぐ刺し)豪快すぎるひと口に家族騒然

豪快すぎるひと口
ある年のお正月の出来事です。パートナーが初めてふぐ刺し(テッサ)を食べたときのこと。皿の模様が透けて見えるほどの超薄切りに驚きつつ、箸でごそっとすくい、一口でパクリ。
それを見た私の弟が「わぁ!それ一口で5000円くらいだよ!!」と言うと、パートナーは一瞬固まっていました。オージーらしい豪快さを垣間見た家族は一斉に笑いました。お正月の集まりでパートナーが「テッサの大人食い」をするのが恒例行事になっています。
まとめ:オーストラリア人が愛する日本グルメは驚きと感動の連続
寿司やラーメンといった王道から、和牛ステーキやふぐ刺しのような意外な一皿まで、オーストラリア人が日本で楽しむグルメは多彩です。
文化の違いや食習慣の違いから生まれる驚きや笑いも、旅の思い出をより深くしてくれます。
