オーストラリアでのNGマナーとは?

両腕を胸の前でばってんに組み、NGを示す若い男性。

オーストラリアでは、日本では普通とされる行動がマナー違反として受け取られることがあります。 知らずにやってしまうと、相手を不快にさせるだけでなく、地域によっては高額の罰金が科されるケースもあります。ここでは、日本人がやりがちなNG行動、現地でトラブルになりやすいマナー、旅行者が特に注意すべき法律・ルールをわかりやすくお伝えします。 渡航前にチェックしておくことで、トラブルを避け、安心してオーストラリア滞在を楽しめます。

目次

オーストラリアでのマナー違反とは?

オーストラリアは、フレンドリーで自由なイメージを持たれがちです。しかし、社会的マナーやルールに対して、日本よりも厳格な一面もあります。知らずに日本の感覚で行動してしまうと、「非常識な人」「失礼な人」と思われてしまうこともあります。誤解されないためにも最低限のマナーを知っておくことが大切です。

公共の場で大声を出す・長電話はNGマナー

若い女性が誰もいない公園でスピーカーフォンにして会話をしているのは、NGマナーではありません。

カフェやバス、図書館などの公共スペースでは、静かに過ごすことがマナーとされています。大声での会話や笑い声は、周囲に迷惑をかける行為と見なされます。また、携帯電話での通話も同様にNGマナーです。話し声の大きさや長時間の通話は、配慮がないと思われ、白い目で見られることもあります。静かに過ごす空間では、自分の声のボリュームに注意を払いましょう。

プライベートを詮索する質問はNGマナー

初対面や親しくない相手に対して、年齢・収入・結婚歴・宗教などのプライベートな話題に触れるのはNGマナーです。ハラスメントと捉えられます。最近は、日本でもハラスメント対策でプライベートな話題は控える傾向にあります。しかし、まだまだ意識が低いのが実情です。何気ない雑談でも、「失礼」「デリカシーがない」と受け取られることがないよう、相手との関係性に留意しましょう。

公共スペースでの飲酒・喫煙はNGマナー 法律違反の可能性

オーストラリアのビーチで瓶ビールを飲む男性はマナー違反。

オーストラリアでは、多くの公共の場での飲酒や喫煙が法律で禁止されています。
アルコールの持ち込みや飲酒が禁止されているビーチや公園で違反すると、高額な罰金が科されることもあります。
喫煙も同様で、ショッピングモール入口やバス停など指定場所以外での喫煙は厳しく取り締まられます。
日本のように「いつでもどこでも飲酒OK」という感覚は通用しないため、事前に看板や地域ルールを確認しましょう。

オーストラリアでの喫煙について詳しく知りたい方はこちらもお読みください。

クイーンズランド州の飲酒について、高校生向けにわかりやすく解説しています。:Queensland Govermant SAFER SCHOOLIED

チップ文化は基本なし!押しつけは失礼

オーストラリアでは、基本的にチップの習慣はありません。料金にサービス料が含まれているのが一般的です。もちろん、特別に良いサービスを受けた場合などに感謝の気持ちとしてチップを置くのは自由です。しかし、渡さないからといって失礼と思われることはありません。無理に渡そうとするとかえって気まずくなることもあるので注意が必要です。

優先席の使い方や公共の場での配慮も日本と違う

優先席を示すピストグラム。

バスや電車の優先席は「本当に必要な人のための席」という考え方が浸透しています。
ベビーカーや車椅子の人が乗ってきたときには、すぐに席を譲るのが当然です。譲らないと非難の目で見られることもあります。日本でも席を譲ることはマナーとされています。しかし、オーストラリアでは積極的にかつ自然に行われている印象があります。相手を気遣うマナーが文化として根付いている表れでしょう。

“How are you?” は軽い挨拶

オーストラリアでは、出会い頭に「Hi, how are you?(調子はどう?)」「How’s going?」と声をかけるのが一般的。これはあいさつの一部であり、本気で体調を尋ねているわけではありません。日本でいう「こんにちは」や「元気?」のような形式的な挨拶なので、「Good, thanks! And you?」などと軽く返せばOK。長々と答えると逆に戸惑われてしまいます。

パーソナルスペースとハグのバランス

日本よりもパーソナルスペース(他人との物理的距離)を大切にする文化があります。
一方で、親しい間柄ではハグや軽いキス(頬に)も挨拶の一部です。 状況に応じて適切な距離感を見極めることが大切です。 無理にハグを避ける必要はありませんが、相手の反応を見て自然に合わせましょう。

アイコンタクトの重要性

オーストラリアではアイコンタクトが信頼や誠実さの証です。 話すときに目を見ないと、「自信がない」「何か隠している」と誤解されることもあります。 無理にじっと見つめる必要はありませんが、適度に視線を合わせることを意識しましょう。目を見て話すことが苦手な人は、相手の口元を見て会話をすると同じような効果があるのでおすすめです。

裏ピースサインは軽蔑のしるし

ピースサインをしている左手。

若い人たちが写真を撮る際に裏ピースサインをすることがあります。日本ではおしゃれに見えますが、オーストラリアでは絶対にNGです。なぜなら、裏ピースサインには、軽蔑、侮辱といった攻撃的な意味があるからです。
誤解やトラブルを起こさないためにも、ピースサインは表向きにしましょう。

鼻をすするのはNGマナー

若い女性がハンカチで鼻をかんでいるのはマナー違反ではない。

オーストラリアでは、鼻をすする行為はマナー違反とされています。ただし、人前で鼻をかむのはOKです。鼻をすする音が不快に感じる人がいて、場所によってはハラスメントと捉えられます。鼻をすする癖のある人は注意しましょう。
くしゃみと咳は、手やハンカチを口元に当てて「Excuse me」と言えば大丈夫です。

まとめ:違いを楽しみ、リスペクトする心を忘れずに

日本とオーストラリアの社会ルールの違いは、文化の違いそのものです。背景にある考え方や価値観を理解することが大切です。「郷に入っては郷に従え」の気持ちで、現地のルールを尊重しながら、オーストラリアでの生活や旅をより豊かに楽しみましょう。

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この記事を書いた人

日本とオーストラリア、二つの国に縁を持つWebデザイナー兼ライター。
介護業界で約14年間、現場業務や事業所運営に携わった経験を持つ。

現在はオーストラリア人のパートナーとともに、多文化な価値観に触れる日々を送りながら、三人のティーンエイジャーの母としても奮闘中。

このブログ「Two Country Life」では、日本とオーストラリアを行き来しながら、二つの国の暮らしや文化の違いを実体験をもとに発信しています。異文化理解の架け橋となることを目指しています。

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