外国人が日本旅行で気を付けるべきこと

ゴミを持つ男性の手

日本は、外国人旅行者にとって魅力的な国です。四季折々の風景、丁寧な接客、美味しい食べ物。どれをとっても素晴らしい体験が待っています。
でも、文化の違いを知らずに来日すると、ちょっとした行動がマナー違反になってしまうこともあります。
ここでは、私のオーストラリア人パートナーが実際にやらかした失敗談を交えながら、外国人が日本で気を付けたいポイントを紹介します。

目次

現金社会に注意

日本は先進国の中でも「現金文化」が根強く残っています。
私のパートナーが東京の小さなカフェでランチをした際、「カードで払えますか?」と聞くと「現金のみです」と言われて大慌てしたことがあります。結局、コンビニのATMを探して走り回る羽目になりました。

教訓: 小銭を含めて日本円を常に持ち歩きましょう。特に地方では、カード非対応のお店がまだ多いです。

経済産業省:キャッシュレス決裁比率について(2024年)

靴を脱ぐタイミングが難しい

日本では、旅館や家庭、時にはレストランでも靴を脱ぐ文化があります。
私のパートナーは初めて日本の旅館に泊まった時、靴のまま畳の部屋に入ってしまい、仲居さんに優しく注意されました。
教訓: 玄関=靴を脱ぐ場所。室内用スリッパが置いてある場合は必ず履き替えましょう。脱ぎ履きしやすい靴を選ぶとスマートです。

電車の中では静寂がマナー

日本の電車の中は本当に静かです。
よくアジア系の観光客が車内で普通の声で話していると、周囲が一斉に静まり返り、迷惑そうな顔をしている場面に出くわします。日本人には「静けさを共有する」文化があることを忘れないようにしましょう。

教訓: 電車・バスの中では携帯電話をマナーモードにし、会話は控えめに。

公共交通機関の利用方法とマナーを知りたい方はこちらも参考にしてください。

ゴミは持ち帰るのが常識

外国人旅行者が驚くことの一つに、日本の街中にはゴミが少ないことがあげられます。それは「ゴミは持ち帰る」のが暗黙のマナーになっているからです。
お祭りでたこ焼きを食べたパートナーは、容器を捨てる場所が見つからず、1時間以上持ち歩いていました。

教訓: 日本では「自分のゴミは自分で持ち帰る」が基本です。小さなビニール袋を常に持っておくと便利です。

箸のマナー

日本の食文化には繊細なマナーがあります。
ある日、和食レストランでご飯に箸を立ててしまった瞬間、隣の日本人客が驚いた表情になりました。これは葬儀の際の作法と似ており、日常ではタブーとされています。

教訓: 箸を立てない・箸で人に食べ物を渡さないなど、日本独特の「箸マナー」を知っておくと安心です。

チップを渡そうとして断られる

オーストラリアでは、良いサービスにはチップを渡すのが自然な流れです。
そのため、パートナーもホテルスタッフに「Thanks!」と言いながらチップを差し出したのですが、「お気持ちだけで結構です」と丁寧に断られ、少し戸惑っていました。

教訓: 日本ではチップ文化はありません。代わりに「ありがとうございます」と笑顔で伝えることが、最高の感謝の表現です。

食べ歩きはマナー違反?

ショッピングセンターでたい焼きを買ったパートナー。食べながら歩いていたら、周囲から少し冷たい視線を感じたそうです。
日本では「食べ歩き」は一部の観光地を除いてあまり好まれません。すぐに食べたい時はイートスペースや公園などで座って食べるようにしましょう。

教訓: 食べ物はその場で食べ終えてから移動するのがマナーです。食を静かに楽しむ文化を尊重しましょう。

温泉でタトゥーNGにショック

パートナーが温泉に入ろうとした時、受付で「申し訳ありません、タトゥーのある方はご利用できません」と言われました。
日本では、タトゥーは伝統的に反社会的勢力の象徴とみなされる文化的背景があります。そのため、入浴制限がある温泉やプールが多くあります。個人的には、温泉はインバウンド需要が高いのにタトゥー不可というのは時代にそぐわないと思うのですが、やはり身体に彫り物をする=反社会勢力の象徴というイメージが根強くある表れではないかと感じています。

教訓: タトゥーOKの温泉を事前に調べるか、隠せるシールを持参すると安心です。私たちは温泉は家族風呂を呼ばれる個浴を使うか、部屋に温泉が付いている宿を使っています。

厚生労働省:タトゥーがある外国人旅行者入浴に関する対応について

少しの日本語で心が通じる

英語が通じにくい地方では、簡単な日本語を使うだけでコミュニケーションがぐっとスムーズになります。日本人は義務教育で英語を勉強しますが、シャイな国民性が邪魔をしてしまうのか、会話ができない人が多いのが現実です。

教訓: 「すみません」「ありがとう」「おいしい」など、短い日本語でも相手の心に届きます。

季節の寒暖差を甘く見ない

春や秋は、昼間は20度近くでも夜は一気に冷え込み、薄着で震えてしまうことがあります。また、日本は南北にまたがっているので、北の北海道と南の沖縄では気温が大きく異なります。オーストラリアと日本は季節が真逆なので、寒暖差で体調を崩さないよう気をつけましょう。

教訓: 日本の気候は地域差・季節差が大きいので、重ね着できる服装がベスト。特に春秋は要注意です。

まとめ:違いを知れば旅がもっと深くなる

日本は安全で礼儀正しい国ですが、文化の背景を知らないと「なぜ?」と感じる瞬間が多いかもしれません。
けれど、ちょっとした戸惑いも旅の醍醐味です。私のパートナーも最初は失敗続きでしたが、今では日本のマナーを理解し、誰よりも丁寧にお辞儀をするようになりました。
文化の違いを知り、受け入れることで、旅はもっと豊かに、そして思い出深いものになります。

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この記事を書いた人

日本とオーストラリア、二つの国に縁を持つWebデザイナー兼ライター。
介護業界で約14年間、現場業務や事業所運営に携わった経験を持つ。

現在はオーストラリア人のパートナーとともに、多文化な価値観に触れる日々を送りながら、三人のティーンエイジャーの母としても奮闘中。

このブログ「Two Country Life」では、日本とオーストラリアを行き来しながら、二つの国の暮らしや文化の違いを実体験をもとに発信しています。異文化理解の架け橋となることを目指しています。

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