オーストラリアで野生動物と接触!その後高額請求が届いた話

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オーストラリアで野生動物との接触事故の体験については、こちらの記事で詳しくお伝えしました。この記事は、その続編です。
接触事故そのものよりも、実は多くの人が戸惑うのが「事故後のレンタカー対応」ではないでしょうか。私たちも、レンタカーを返却し事故報告書を提出した後、事前の説明や見積提示がないまま、突然クレジットカードに高額請求が計上されるというトラブルに直面しました。
ここでは、実際に起きたレンタカー請求トラブルの経緯と、ACCC(オーストラリア競争・消費者委員会)に相談して分かった正しい対処法を、体験談をもとに解説します。

オーストラリアで運転中に野生動物と接触した話はこちらの記事で紹介しています。

目次

レンタカーを返却

私たちは予定通りレンタカーを返却しました。
スタッフ立ち会いのもと、車両を一緒に確認し、どこが破損しているかを双方でチェックしました。この時点では、事故は起きたが、きちんと手続きを踏めば大丈夫だろうと考えていました。

私たちが加入していた保険には、万が一事故が起きた場合の免責上限額(Excess)が設定されており、その上限は $5,000 でした。でも、バンパーの破損だったので上限額まで請求されることはないだろうと思っていました。

事故報告書の提出

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翌日、レンタカー会社から事故報告書の提出依頼がメールで届きました。

  • 事故の日時と場所
  • 破損箇所と事故の詳細
  • 運転者情報

これらを正確に記入し、返信しました。その際、私たちは次の点を明確に文面で伝えました。

  • 修理見積が出たら必ず見積金額と内容を提示してほしい
  • こちらでも見積を取り、内容を確認したい(デューディリジェンスのため)
  • 双方合意が取れるまで、クレジットカードから請求をしないでほしい

ごく当たり前の要望です。

1カ月間音沙汰なく突然の請求

しかし、その後 約1か月間、一切の連絡はありませんでした。
そして、届いたクレジットカードの請求書を見て唖然としました。レンタカー会社から$5,200 の請求が計上されていたのです。事前の見積提示も、説明も、合意もありません。これは明らかに不当な請求でした。

オーストラリアの消費者ルール

オーストラリアでは事業者側に対して、「請求の根拠を明示すること」「消費者に説明し、合意を得ること」が求められています。
特にレンタカーに関しては、見積を提示せず、上限額を自動的に引き落とす行為は問題になると、オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)でも注意喚起されています。

実際、レンタカー会社が「黙っていれば上限額を請求する」というケースは少なくないようです。

ACCC(Australian Competition & Consumer Commission):Car hire

ACCCに相談して見えた正しい動き方

私たちはすぐにACCCにメールで、状況を説明し、私たちがどのように動いたらいいか相談しました。

ACCCからの回答は非常に明確でした。

  • まずは修理見積を提示させること
  • 請求額の根拠が正当かを確認すること
  • 不明確なままの請求には応じる必要はない

このアドバイスをもとに、レンタカー会社へ再度連絡しました。

請求額は突然$3,200に変更された

レンタカー会社へ、ACCCに相談したことと見積書と明細の提示を再度依頼しました。すると驚くことに請求額は5,200ドルから3,200ドルへ変更されました。ただし、見積書の添付はなく、詳細な内訳説明もありませんでした。結局、私たちが納得できる対応ではありませんでした。

それでも戦わないという選択をした理由

このまま争えば、①弁護士費用が発生する。 ②解決までに時間がかかる。 ③海外案件のため精神的負担も大きい。こうした現実的なコストを考え、私たちは 相対費用を重視し、3,200ドルで決着 することを選びました。

私たちは、数社の修理会社から3,200ドルよりも安い金額の見積を取っていたので、悔しさは残りました。しかし、冷静に判断した結果でもありました。

黙っていたら$5,200支払っていたという事実

何も言わなければ、最大額を請求されて終わっていた。
この件で強く感じたのはこの一点です。
何も言わなければ私たちは$2,000も多く支払っていたのです!詐欺のような話です。

オーストラリアは消費者保護が整った国です。それでも声を上げない人は守られません。言葉の壁はありますが、請求額に納得がいかないときは声を上げるべきです。

海外でレンタカーを借りる人に伝えたいこと

海外でレンタカーを借りて請求額に納得がいかなくても、請求された金額を素直にそのまま支払ったり、不正金額では?と疑っても言葉の壁があるからと反論しない人が多いように感じます。しかし、納得できない場合は毅然とした態度で対応しましょう。

  • 事故後は必ず書面でやり取りを残す
  • 見積提示と合意前の請求は拒否してよい
  • 不安があればACCCなど公的機関に相談する

そして何より、海外だから仕方ないと諦めないことです。

まとめ

広大なオーストラリアでのドライブは魅力的です。
しかし、野生動物との接触、レンタカーの請求トラブルは誰にでも起こり得ます。

この体験が、これからオーストラリアで運転する方の「余計な出費と不安」を防ぐきっかけになれば幸いです。

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この記事を書いた人

日本とオーストラリア、二つの国に縁を持つWebデザイナー兼ライター。
介護業界で約14年間、現場業務や事業所運営に携わった経験を持つ。

現在はオーストラリア人のパートナーとともに、多文化な価値観に触れる日々を送りながら、三人のティーンエイジャーの母としても奮闘中。

このブログ「Two Country Life」では、日本とオーストラリアを行き来しながら、二つの国の暮らしや文化の違いを実体験をもとに発信しています。異文化理解の架け橋となることを目指しています。

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