【2026最新版】オーストラリアの喫煙ルールと罰金:たばこ価格・ホテル喫煙事情を徹底解説

喫煙エリアでたばこを吸う、オーストラリアの男性。

オーストラリアは喫煙に対してとても厳しい国です。日本の感覚のままオーストラリアで喫煙すると、罰金やトラブルにつながりかねません。ここでは、喫煙に関する法律・マナー・価格・ホテル事情を解説します。喫煙する渡航者は必読です。

目次

なぜオーストラリアは喫煙に厳しい?

オーストラリア政府は長年にわたり「タバコゼロ社会」を目指しており、喫煙率の低下に力を入れています。背景には次のような政策と考え方があります。

医療費削減と国家たばこ戦略

健康のために禁煙を呼びかける白衣を着た医師。

国家の医療費負担が大きいのは、喫煙による病気(がん、心疾患など)です。そのため、予防=禁煙が国家戦略となっています。国家たばこ戦略2023-2030では、成人喫煙率5%以下を公式目標に掲げています。

参考:オーストラリア政府 国家たばこ戦略2023-2030

健康志向と子ども保護

煙が出ているたばこを持つ手と、受動喫煙を嫌がっている若い女性。

オーストラリアは、健康・フィットネス文化が浸透しています。健康志向が強い国民性と言ってもいいでしょう。また、次世代を担う子どもへの影響に、とても敏感です。受動喫煙防止のため、公園・ビーチなど子どもがいるエリアは全面禁煙であることがほとんどです。

たばこは1箱4,000~5,000円!!

箱からたばこを取る手。

オーストラリア政府は、喫煙率を下げる政策を進めています。年々価格は上がり続けています。2025年時点で、1箱(20本)の価格はA$40〜50(約4000〜5000円)が相場です。このうち70〜80%がたばこ税と物品税(GST)にあたります。
また、毎年、税率を自動的に上げる政策が採用されています。そのため、価格は今後も右肩上がりが予想されます。
たばこは、健康への脅威として扱われています。

私の義妹は「健康のためにたばこを吸おうとも思わない。そもそも高すぎて買えない。」と言っています。日本よりも所得水準が高いオーストラリア人にとっても、たばこの価格は高いと感じているようです。

日本からのたばこの持ち込みについて

オーストラリアでたばこを購入すると高額なので、日本から持ち込もうと考える人もいるでしょう。しかし、オーストラリアに持ち込めるたばこには数量制限があります。未開封のたばこ1箱と喫煙中の開封済たばこ1箱のみですので注意が必要です。

また、加熱式たばこ、ニコチンを含む電子たばこは、持ち込み禁止です。持ち込みが発覚した場合、罰金などのペナルティーが発生する可能性があります。持ち込まないのが無難です。

禁煙エリアが広がっている

喫煙が禁止されている場所は、以下のように非常に多いです。

主な禁煙エリア補足罰金例
公共交通機関・駅州を問わず全面禁煙州によりA$250~
公園・ビーチ子どもがいるエリアは全面禁煙
飲食店店舗内は完全禁煙。屋外席も禁止の所あり
宿泊施設屋内は原則禁煙、ベランダもNGも多数清掃料A$300~
車内子ども同乗時の喫煙は違法(州による)A$105~A$1,000

私は車で動くことが多いためか、屋外の喫煙スペースを見たことがありません。たばこの煙の臭いを感じたこともありません。それだけ喫煙率が低いということの表れでしょう。
喫煙に関する違反の取り締まりは警察または地方保健局が行っています。罰金は、観光客でも容赦なく科されます。

車のスピード違反で罰金を支払った体験談はこちら

旅行者が気をつけたい喫煙マナー

オーストラリアでの喫煙マナーは日本と大きく異なります。特に電子たばこについては、日本と大きく異なります。知らないと違法になる可能性もあります。ここでは日本人が気を付けたい喫煙マナーをお伝えします。

指定喫煙所が見当たらない

喫煙エリアを示すSMOKING AREAの看板

日本の感覚では、街中の灰皿=喫煙所と捉えがちです。しかしオーストラリアでは、灰皿自体がほとんど設置されていません。私の経験では、屋外で灰皿を見かけたことはありません。喫煙エリア自体、めったに見かけません。
灰皿のない場所=禁煙が鉄則です。

歩きタバコ・ポイ捨ては即アウト

たばこのポイ捨ては環境保護法違反となります。そして高額の罰金を科せられます。
罰金は州によって異なります。火が消えた状態の吸い殻のポイ捨てでも、数百ドルの罰金が科される可能性があります。ニューサウスウェールズ州では、火のついた状態での吸い殻のポイ捨ては最大A$11,000。非常に高い金額になることもあります。
歩きたばこも厳禁です。喫煙可能な場所で喫煙した場合、吸殻は必ず携帯灰皿へ捨てましょう。

電子タバコ(Vape)の規制

電子たばこIQOS

日本では、電子タバコはコンビニなどで安易に購入できます。しかしオーストラリアでは、ニコチン入りVapeは医師の処方箋が必要です。処方箋なしで所持したり使用すると、違法になる可能性があります。注意が必要です。

ホテル・宿泊施設での喫煙事情

疲れを癒す宿泊先でのリラックスタイムに一服という方もいるでしょう。しかし、日本と同じルールではありません。トラブルにならないよう、宿泊施設での喫煙事情も理解しておきましょう。

スモーキングルームは激レア

オーストラリアでは、全館禁煙にしているホテルがほとんどです。都市部の大手ホテルでも喫煙可能部屋は全体の数%だと言われています。どうしても喫煙したいという人は、宿泊先に事前確認したほうがよいでしょう。

ベランダ・屋外スペースも要注意

屋外ならOKと思いがちですが、バルコニー・パティオも全面禁煙のところがほとんどです。違反するとクリーニング代+営業補償でA$300〜500を請求されるケースがあります。注意しましょう。

まとめ

日本では2020年に健康増進法が改定された後も喫煙所が一定数残っています。価格は以前より高くなったとは言え、1箱600円前後です。
一方オーストラリアは、吸わない人の健康を守ることを最優先としています。そして「価格・罰則・禁煙範囲」の3つの施策で喫煙者を急速に減らしてきました。喫煙者は肩身が狭く、旅行者であっても厳しく扱われます。
喫煙者は「オーストラリアでは喫煙できない」を前提で渡豪計画を立てると安心です。

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この記事を書いた人

日本とオーストラリア、二つの国に縁を持つWebデザイナー兼ライター。
介護業界で約14年間、現場業務や事業所運営に携わった経験を持つ。

現在はオーストラリア人のパートナーとともに、多文化な価値観に触れる日々を送りながら、三人のティーンエイジャーの母としても奮闘中。

このブログ「Two Country Life」では、日本とオーストラリアを行き来しながら、二つの国の暮らしや文化の違いを実体験をもとに発信しています。異文化理解の架け橋となることを目指しています。

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